死にたがりの小説書きは現実世界の夢を見るか

現実世界での愚痴が主成分。日常成分はアメブロへどうぞ。

「怪しい店」と「肉小説集」と近況と。

今週のお題「最近おもしろかった本」

 

 

ここ数日(どのくらいかわからない)体調を崩して、小説の執筆はおろか、出勤すらままならなかった私です。

まぁ、体調不良も、持病の悪化であって、その根本的なモノは全てストレス(主に職場)が原因という、身も蓋もないアレですが……

 

今の職場が本に関係していると言う事で、元々本の虫だったのが社会人になってから時間が無くめっきり減っていた読書量だけが増えています。(仕事で片っ端から本をパラ見しなければいけないのですが、世間的に「速読」と呼ばれる何かを意図せず身に着けた故に、パラ見だけで内容を把握しているだけで、コレを果たして「読書」を称していいのかも微妙ですが)

仕事でパラ見して面白いなと思ったもののみ、本腰入れて「読む」ために借りるのです。

 

今回はお題に合わせて最近「読んだ」2冊を紹介させて頂こうと思います。

 

 まずはこちら。

 

怪しい店

怪しい店

 

 

本の虫の割に、実は有栖川作品を「読む」のはこの本が初だったりします。

呼んだ直後は、有栖川初心者の私にも優しいミステリ短篇集だな、という印象だったのですが、読み終わった後でも余韻のように、物語のイメージが脳内について離れませんね。さすがプロ←

個人的には、古書店の話と理髪店の話が好みです。古書店はシリーズ初(どうやらシリーズものの一部であったと言うのを後書きで知ったと言う、本の虫の看板下ろせと言われそうな体たらくですね)でも主要キャラクターたちの関係性がわかりやすく描かれているところが、「短篇集」でありながら「シリーズものの一部」であると言う事が表現されているような気がします。理髪店の方は、そういった細々としたシリーズものの宿命のような何かを抜きにして、純粋に物語として好きです(笑)

そう最近の出版でもないですが、未読の方へのネタバレ阻止のため、出来るだけ本編の詳細は記さないでおきます。(というか既に手元にないので引用とか出来ないっていう事情は置いておいて)

 

 

 

もう一冊はこちら。

 

肉小説集

肉小説集

 

  

……別に角川書店様の回し者とかではないです偶然です(笑)

そしてやっぱり坂木作品初だった私。もう本の虫の看板下ろせ(笑)

短篇集なのですが、とにかく本のタイトルが衝撃的すぎて、最初にタイトルを見た時から気になっていました。だって「肉小説」ですよ? コレが頭に残らなくて何が残るんだ円周率か←

食欲がそそられると言う事は(私の場合は)全く無かった内容でしたが、フツーに楽しめる内容ではありました。豚肉が食べたくなるかといわれると微妙、ですが(何故ってソレは読んだ方であればわかる「かもしれない」ですね。別に汚い表現やグロい表現があるとかでは多分無いのですが(自信無し←))

お気に入りは偏食家な学生のお話でしょうか。なんだかほんわかした気分になりました。まぁ、本閉じた時に表紙見て、タイトルに全部持ってかれるんですが←

最近流行の長文的なタイトルよりも、よほど印象的なタイトルですよもう。シンプルイズベスト。覚えやすい、適確に内容を射ている。

ちなみにこの本を読んだ直後の夕食はたらこパスタでした。豚肉関係ない(爆)

 

 

 短篇集ばかりの紹介になってしまいましたが、理由という言い訳をさせていただきますと、私の読書遍歴というか偏歴といいますか。始めて読む作家さんの本は、よほど興味がそそられないか特別な理由が無い限り、出来るだけ短篇から読んでいく傾向があるためです。(ちなみに、作品投稿させて頂いているサイトなどでも、いきなり長編ではなく、短篇小説やエッセイ、それが無ければ近況や更新のお知らせ用の簡易ブログ的な何か(テコでも「割烹」って書きたくない←)を読ませていただいてから長編を読ませて頂きます(一番長かったモノでもスキマ時間のみの閲覧で1週間ほどで最新掲載に追いつけてしまうのですが。アレ何万字ぐらいだったっけ←)。ちなみにウェブ小説や漫画でもこのマイルール導入してから、いわゆる「ハズレ」(大変恐れ多いですが。ちなみに私は小説などに対する好みが基本雑食ではありますが突き詰めるとかなりマイナー傾向にあるようで、あぁもう以下省略←)に当たる確率が減りました。感想などで感情的な批判などを書かれる方を見かけると、このルールおススメしたくなりますが、それは個人の自由とかまぁいろいろメンドクサ以下略)

もうお前は本当に本の虫なのか? という疑念満載な感じの自己満乙ルールなわけですが、自己満ルールは自己満のためにあるのです(笑)

 

という、日々の鬱憤を晴らすかのようにだらだらと書き連ねてみたわけですが、ここで「あぁこれがストック作成中の更新予定作品だったら」とか「チマチマ書き続けている新作だったら」とか「履歴書だったら」とか考えたら負けな気がします(爆)別に何かと勝負をしているわけではないのですがね。ただの言い訳ですよ。

 

二冊と言いつつ、最後にもう一冊、なんの脈略も無く、ずっと大好きな本を紹介しようと思います。えぇ、予想通り短篇集ですが、それが何か?←

 

プラネタリウム

プラネタリウム

 

 

先述させて頂いた二冊とは違い、こちらは短篇集ですが各話に繋がりのようなモノがあります。続編の「プラネタリウムのあとで」にも繋がるような要素が多々あり、「繋がっていないようで繋がっている系」の作品が大好きな私ホイホイです。ちなみに、私が生まれて初めて、書店で取り寄せ注文した作家さんでもあります(クソどうでもいい)。

というか、今作品のリンク貼って、この本が10年以上前に出版されたという事を知って驚愕しています。え、そんな昔だったっけコレ初めて読んだの……(汗)

 

結構好きな本紹介するの思ったより楽しかったので、そのうちまた似たような記事書くかもしれませんね。

まぁ、今回みたいな支離滅裂な紹介内容になると思いますが←

そもそも作品紹介に短篇集選ぶのが間違いなのでしょうか? それともネタバレ防止を徹底しすぎているのでしょうか? (基本的に自分がネタバレばっちこい系の人間なのでそのあたりの歯止めが良くわからないのです。あらすじだけでもネタバレNGの方で怒る方もいらっしゃいますし、やはり個人差ってヤツでしょうか、難しい……)

 

それでは今日はこのあたりで。

今月の更新の少なさをカバーするかのような長さの割に大したこと書いてなくてすみません。

 

今月中に、小説の方も更新できればいいなぁとかいう希望的観測(せめて「かもしれない運転」くらいの自信は持ちたかった)。